八王子市でボタン電池を捨てる方法|LR・SR・PRとCR・BRの違いも解説

腕時計の電池を交換したあと、手元に小さな丸い電池が残ったとします。見た目は似ていても、八王子市では型番によって利用できる回収ルートが異なります。そこでこの記事では、「自宅で古い腕時計とキッチンタイマーから電池を外した」という架空の例を使いながら、ボタン電池を安全に分別する流れを確認します。これは手順を理解するための例であり、実際の回収結果や体験談ではありません。

2026年4月6日更新の八王子市公式情報では、乾電池・ボタン電池は「有害ごみ」として出せます。一方、水銀が使用されている可能性のある一部のボタン電池については、なるべく電池工業会の回収協力店を利用するよう案内しています。重要なのは、捨てる前に型番を見て、LR・SR・PRなのか、CR・BRなのかを確認することです。

公式情報:八王子市「有害ごみの出し方」一般社団法人電池工業会「ボタン電池回収サイト」

例:腕時計のSR電池とタイマーのCR電池が同時に出てきたら

架空のケースとして、腕時計から「SR626SW」、キッチンタイマーから「CR2032」が出てきたとします。どちらも銀色で丸いため、日常会話ではまとめて「ボタン電池」と呼びたくなります。しかし、電池工業会の回収事業では扱いが違います。

SRから始まるものは酸化銀電池で、電池工業会の回収対象となる種類です。ほかにLRから始まるアルカリボタン電池、PRから始まる空気亜鉛電池も対象です。一方、CR・BRから始まるリチウムコイン電池は同事業の回収対象外で、八王子市では有害ごみとして出します。

木製テーブルに並べたCR2032やCR2016などの丸形電池
丸い電池は外見だけで判断せず、表面に刻印された型番を確認する。CR・BRとLR・SR・PRでは回収協力店での扱いが異なる。

ステップ1:まず型番を読む

例のSR626SWなら「SR」、CR2032なら「CR」という先頭の文字を確認します。八王子市が回収店舗の利用を案内しているボタン電池は、アルカリボタン電池(LR)、酸化銀電池(SR)、空気亜鉛電池(PR)です。PRは補聴器などで使われる空気穴のある電池です。

型式記号種類八王子市での主な選択肢
LRアルカリボタン電池対象ブランドなら回収協力店を推奨/有害ごみでも可
SR酸化銀電池対象ブランドなら回収協力店を推奨/有害ごみでも可
PR空気亜鉛電池対象ブランドなら回収協力店を推奨/有害ごみでも可
CR・BRリチウムコイン電池電池工業会の回収缶は対象外。八王子市の有害ごみへ

ここで注意したいのは、LR・SR・PRなら無条件で回収缶に入れられるわけではないことです。電池工業会の回収事業には対象ブランドの条件があります。2025年4月時点の同会資料では、FDK、Panasonic、maxell、MITSUBISHI、muRataなど複数の対象ブランドが示されています。実際に持ち込む前に最新の対象一覧を確認してください。

ステップ2:1個ずつ端子を絶縁する

型番を確認したら、電池の電極をビニールテープやセロハンテープなどで覆います。八王子市は乾電池・ボタン電池を有害ごみに出す場合、電極(端子部分)を絶縁するよう求めています。電池工業会も回収協力店へ持ち込むボタン電池を1個ずつセロハンテープで絶縁するよう案内しています。

丸いコイン形電池の両面を透明テープで覆って絶縁した状態
ショート防止のため、電池の端子が露出しないようテープで絶縁する。回収協力店へ持ち込む場合も1個ずつ絶縁する。

例のSR626SWとCR2032も、それぞれ別々に絶縁します。複数個を重ねて一括でテープ留めするより、電池同士の金属面が触れないよう1個ずつ処理するほうが、電池工業会の案内に沿っています。

ステップ3A:LR・SR・PRなら回収協力店を検討する

例のSR626SWが対象ブランド品であれば、電池工業会のボタン電池回収協力店を利用できます。八王子市も、水銀が使用されているボタン電池があることから、なるべく回収店舗を利用するよう案内しています。

電池工業会によると、ボタン電池は2020年に全面無水銀化されていますが、市場にはそれ以前の水銀入り電池が残っている可能性があるため、回収事業を継続しています。回収対象は水銀の有無だけで現場判定するのではなく、指定された種類・ブランドで判断します。

店内に設置されたボタン電池専用の回収容器
ボタン電池回収容器の設置イメージ。実際の回収協力店は電池工業会の公式検索で確認し、投入前に店舗スタッフへ声をかける。

協力店は電池工業会のボタン電池回収サイトから検索できます。同会は、回収缶へ入れる際には店員へ一声かけるよう案内しています。店舗の登録状況は変わり得るため、古い店舗リストを頼りにせず、持ち込み直前に公式検索を使うのが確実です。

ステップ3B:CR・BRは八王子市の有害ごみへ

例のCR2032は電池工業会の回収缶には入れません。CR・BRはリチウムコイン電池で、同会のボタン電池回収事業の対象外です。ただし、八王子市ではボタン電池・コイン電池を有害ごみとして処分できます。

有害ごみへ出す場合は、絶縁した電池を透明または半透明の袋に入れます。びんとは必ず別にし、びんの容器の横へ置きます。収集日当日の午前8時30分までに出してください。戸建住宅では道路に面した自宅敷地内、集合住宅では指定された集積所が排出場所です。コンテナボックスには入れないよう市が注意しています。

収集日は地域ごとに異なります。八王子市「ごみ出し基本ルール」から家庭用ごみ・資源物収集カレンダーを確認してください。

「ボタン電池回収缶」と「市の有害ごみ」を混同しない

この2つは同じ仕組みではありません。回収協力店の回収缶は、電池工業会による自主回収事業で、LR・SR・PRのうち対象ブランドなどの条件を満たすものが対象です。八王子市の有害ごみは自治体の家庭ごみ収集で、CR・BRを含むボタン電池も対象になります。

そのため、例の2個を処分するなら、SR626SWはブランドを確認して協力店を優先し、CR2032は市の有害ごみへ出す、という分け方ができます。もちろんSR626SWも、市の案内上は絶縁して有害ごみに出せます。回収協力店が近くにない場合まで無理に遠方へ持ち運ぶ必要はありません。

機器本体と電池は分けて考える

腕時計やタイマーから電池を通常の方法で外せた場合、電池は有害ごみとして扱い、機器本体は材質・品目に応じた区分を確認します。八王子市の分別辞典でも、電子機器について「乾電池・ボタン電池は有害ごみへ」と案内されている品目があります。

ただし、電池を外すために機器を破壊したり、密閉構造を無理にこじ開けたりする必要はありません。充電式電池を内蔵した別種の製品ではルールが異なる場合があるため、製品の取扱説明書と八王子市の分別辞典を確認してください。

判断に迷ったときの確認順

  1. 電池表面の型番を確認する。
  2. 端子をテープで絶縁する。
  3. LR・SR・PRなら、対象ブランドか電池工業会の最新情報で確認する。
  4. 対象なら回収協力店を検索し、店舗でスタッフに確認して出す。
  5. CR・BR、対象外ブランド、または協力店を利用しにくい場合は、八王子市の有害ごみ収集日を確認する。
  6. 市収集では透明・半透明の袋に入れ、びんと分けて午前8時30分までに指定場所へ出す。
八王子市役所と表示された建物の入口付近
処分方法を判断できない場合に自治体の案内を確認する場面のイメージ。最新の分別情報は八王子市公式サイトで確認する。

よくある間違い

  • CR2032を、LR・SR・PR向けのボタン電池回収缶へ入れる。
  • 端子を露出させたまま複数の電池を袋へまとめる。
  • ボタン電池を可燃ごみや通常の不燃ごみに混ぜる。
  • 「丸い電池は全部同じ」と考えて型番を確認しない。
  • 古い検索結果だけを見て、現在も回収協力店だと決めつける。

例のケースを最後まで整理すると

架空の例に戻ります。腕時計のSR626SWとタイマーのCR2032がある場合、まず両方を1個ずつ絶縁します。SR626SWは対象ブランドであれば電池工業会の回収協力店を利用できます。CR2032は同会の回収対象外なので、八王子市の有害ごみへ出します。SR626SWについても、協力店の利用が難しければ市の有害ごみという選択肢があります。

つまり、八王子市でボタン電池を捨てるときの要点は、「型番確認 → 絶縁 → 回収ルート選択」です。LR・SR・PRとCR・BRを区別できれば、迷いの大部分は解消できます。制度や協力店は更新されるため、実際に処分する時点で八王子市と電池工業会の公式情報を再確認してください。

市の分別について判断できない場合は、八王子市環境部資源循環課(042-620-7256)へ問い合わせることもできます。

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