川崎市でボタン電池を捨てる方法|SR・PR・LRとCR・BRの違い、回収協力店の使い方

川崎市でボタン電池を捨てるときは、まず電池の型式を確認することが重要です。見た目がよく似ていても、川崎市では「ボタン型電池」と「リチウムコイン電池」で出し方が異なります。

2025年11月1日更新の川崎市公式情報では、一般的なボタン型電池は電気店や時計店などの「ボタン電池回収缶」へ持ち込み、セロハンテープで絶縁するよう案内されています。一方、型式記号がCRまたはBRのリチウムコイン電池は、市の「使用済み乾電池」として週1回収集されます。

この記事では、明確に架空の例として「川崎市在住のAさんが、使い終わった腕時計の電池を捨てる」という場面を使いながら、実際の判断手順を説明します。このAさんは説明のための仮想人物であり、実際の体験談や検証結果ではありません。

【架空の例】腕時計から外した電池、どこへ出せばいい?

Aさんは腕時計の電池交換をしたところ、古い丸い電池が1個手元に残りました。見た目だけでは「ボタン電池だから店頭回収だろう」と考えそうですが、川崎市ではここで型式を確認する必要があります。

電池の表面には通常、SR626SW、LR44、PR44、CR2032などの型式が表示されています。Aさんが型式を確認した結果によって、次のように分かれます。

型式の例種類川崎市での基本的な出し方
SR626SW、SR44など酸化銀電池ボタン電池回収協力店へ
PR41、PR44など空気亜鉛電池ボタン電池回収協力店へ
LR41、LR44などアルカリボタン電池ボタン電池回収協力店へ
CR2032、CR2025などリチウムコイン電池市の「使用済み乾電池」へ
BR系リチウムコイン電池市の「使用済み乾電池」へ

つまり、「丸くて小さい電池=すべて同じ捨て方」ではありません。Aさんの電池がSR・PR・LRなら店頭回収、CR・BRなら川崎市の乾電池収集というのが基本です。

木製の机の上にCR2032、CR2025、CR2016などの平たいコイン形電池と、より小さい丸形電池が並んでいる様子
丸い電池でも種類は複数あります。CR系のリチウムコイン電池と、SR・PR・LR系のボタン電池では川崎市での出し方が異なるため、表面の型式記号を確認します。

ボタン型電池は川崎市のごみ収集には原則出さない

川崎市の分別案内では、ボタン型電池は「市では収集しません」とされています。電気店、時計店などに設置されている「ボタン電池回収缶」を利用するのが基本です。

川崎市は、家庭で不要になったボタン型電池を回収しているエコショップの一覧も公開しています。また、一般社団法人電池工業会のボタン電池回収協力店も利用できます。持ち込み先を探すときは、川崎市「ボタン型電池、充電式電池等を回収している店舗リスト」を確認すると分かりやすいでしょう。

電池工業会では、回収対象を主に酸化銀電池(SR)、空気電池(PR)、アルカリボタン電池(LR)としており、対象ブランドや回収条件も定めています。詳しくは一般社団法人電池工業会「ボタン電池の捨て方・リサイクル」で確認できます。

手順1:機器から安全に取り外す

架空のAさんの例では、腕時計の裏蓋を開けたあと、古い電池を取り外します。ただし、実際に自分で外すべきかは機器によって異なります。工具が必要な時計や、防水性能を維持する必要がある時計では、時計店へ電池交換を依頼した方が安全な場合があります。

すでに機器から外れている電池なら、無理に分解したり表面を削ったりする必要はありません。変形、液漏れ、腐食などがある場合は、素手で触れ続けず、購入店やメーカー、回収先へ相談してください。

腕時計の裏側を開き、内部に取り付けられた丸い電池が見えている状態
腕時計などでは内部に小さなボタン電池が使われています。自分で安全に交換できない構造なら、無理に分解せず時計店などへ依頼します。

手順2:プラス極とマイナス極をテープで絶縁する

回収先へ持ち込む前に、ボタン電池は1個ずつセロハンテープなどで絶縁します。「絶縁」とは、金属端子同士が触れて電気が流れないようにすることです。

電池は小さくても、ほかの電池や金属に接触するとショート(短絡)し、発熱する可能性があります。電池工業会も、ボタン電池を回収缶へ入れる前に1個ずつセロハンテープで絶縁するよう案内しています。

Aさんの場合も、SR626SWなどのボタン電池なら、表裏の金属面が露出しないようにテープを貼ってから回収協力店へ持っていきます。テープで複数の電池をまとめて束ねるのではなく、1個ずつ処理する方が安全です。

指でつまんだ小型の丸い電池全体を透明なテープで覆い、金属面を絶縁している状態
ボタン電池は1個ずつセロハンテープなどで端子部分を覆います。ほかの電池や金属との接触によるショートを防ぐための準備です。

手順3:回収協力店を探して持ち込む

SR・PR・LR系のボタン電池なら、川崎市の回収店舗リストや電池工業会の協力店検索を使って近くの回収店を探します。電気店、時計店、眼鏡店などが登録されていることがありますが、すべての店舗が回収しているわけではありません。

店舗へ着いたら、店員に「使用済みのボタン電池を回収できますか」と一声かけるのが確実です。電池工業会も、回収缶を利用する際は店員へ声をかけるよう案内しています。

また、ボタン電池回収缶には投入口のサイズがあります。川崎市は、回収缶の投入口に入らない電池は対象外とし、その場合は市の「使用済み乾電池」の収集日に出すよう案内しています。

店頭のボタン電池回収ボックスに、手で小さな丸い電池を入れようとしている様子
回収協力店では、店員に確認してから指定された回収缶へ入れます。投入口に入らない電池は無理に押し込まず、川崎市の「使用済み乾電池」のルールを確認します。

では、CR2032やCR2025はどう捨てる?

ここで架空のAさんの電池が「CR2032」だった場合を考えます。CRやBRで始まる電池は、見た目はボタン電池に似ていますが、川崎市では「リチウムコイン電池」として扱われ、市の使用済み乾電池の収集対象です。

川崎市では使用済み乾電池を週1回収集しています。収集当日の朝8時までに、透明または半透明の袋へ入れ、ほかの収集品目に埋もれないようにして資源物集積所へ出します。

ただし、コイン形リチウム電池は表面の大部分が金属です。電池工業会は、乾電池やリチウム一次電池についても、プラス極とマイナス極をテープで絶縁してから廃棄するよう案内しています。CR2032も、表裏をテープで覆ってから袋へ入れると安全です。

川崎市の現行ルールは川崎市「使用済み乾電池」で確認できます。

「ボタン電池」と「コイン電池」を間違えやすい理由

一般の会話では、丸くて薄い電池をまとめて「ボタン電池」と呼ぶことがあります。しかし、分別では型式の違いが重要です。

  • SR:酸化銀電池。腕時計などでよく使われる。
  • PR:空気亜鉛電池。補聴器などで使われる。
  • LR:アルカリボタン電池。小型電子機器などで使われる。
  • CR・BR:リチウムコイン電池。川崎市では使用済み乾電池として収集。

川崎市のページでも、CR・BRは水銀を含んでいないため「使用済み乾電池」として収集すると明記されています。見た目より型式記号を優先して判断してください。

回収缶に入らない場合はどうする?

川崎市の案内では、ボタン電池回収協力店などに設置された回収缶の投入口に入らない電池は回収対象外です。その場合は、市の「使用済み乾電池」の収集日に出します。

ここは少し分かりにくい例外です。通常、SR・PR・LR系は店頭回収が基本ですが、回収缶へ入らない大きさなどの理由で対象外になった場合は、市の乾電池収集へ切り替えます。無理に押し込んだり、回収缶のふたを開けようとしたりしないでください。

川崎市でボタン電池を捨てるときのチェックリスト

  • □ 電池表面の型式記号を確認した
  • □ SR・PR・LRか、CR・BRかを区別した
  • □ 1個ずつセロハンテープなどで絶縁した
  • □ SR・PR・LRなら回収協力店を確認した
  • □ 店頭では店員に回収可否を確認する
  • □ 回収缶の投入口に入らない場合は無理に押し込まない
  • □ CR・BRなら使用済み乾電池の収集日を確認した
  • □ 市収集に出す場合は透明・半透明の袋を使う
  • □ 収集当日の朝8時までに資源物集積所へ出す

よくある質問

ボタン電池は普通ごみに入れていい?

入れないでください。川崎市では、ボタン型電池は原則として市収集の対象外で、回収協力店のボタン電池回収缶を利用します。CR・BR系のリチウムコイン電池は例外で、「使用済み乾電池」として市が収集します。

コンビニに回収箱はある?

店舗ごとに異なるため、一律には言えません。川崎市の回収店舗リストや、電池工業会の協力店検索で確認してください。掲載されていても受付条件が変わる可能性があるため、持ち込む前に店舗へ確認すると確実です。

補聴器の電池はどうする?

PRで始まる空気亜鉛電池は、ボタン電池回収の対象になる種類です。1個ずつ絶縁したうえで、対応する回収協力店へ持ち込みます。

液漏れや変形がある場合も回収缶へ入れていい?

異常のある電池を自己判断で回収缶へ投入するのは避けてください。店舗やメーカーへ状態を伝え、受け入れ方法を確認してください。液が付着している場合は素手で触れないようにします。

まとめ:川崎市では「型式を確認してから」捨て方を決める

架空のAさんの例で整理すると、腕時計から外した電池がSR626SWなら、セロハンテープで絶縁してボタン電池回収協力店へ持ち込みます。一方、CR2032なら同じように絶縁したうえで、川崎市の「使用済み乾電池」の収集日に透明・半透明の袋で資源物集積所へ出します。

最も大切なのは、見た目だけで「ボタン電池」と判断しないことです。SR・PR・LRとCR・BRでは川崎市のルートが異なります。また、回収缶の投入口に入らないものは市の乾電池収集へ出すという例外もあります。

この記事は2026年9月時点で、川崎市の2025年11月1日更新「ボタン型電池、充電式電池等を回収している店舗リスト」、2025年12月8日更新「使用済み乾電池」、一般社団法人電池工業会の現行案内を確認して作成しています。回収店や受付条件は変更される可能性があるため、処分直前には川崎市の最新の店舗リストを確認してください。

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