浜松市でボタン電池を捨てる方法|両面を絶縁して「特定品目」へ出す手順

腕時計や補聴器、体温計、車のキーレスなどから小さな丸い電池を外したものの、「これはボタン電池?コイン電池?」「燃えないごみに入れていい?」「家電量販店へ持っていくべき?」と迷うことがあります。浜松市では、この迷いをかなり簡単に整理できます。家庭から出たボタン電池もコイン型電池も、市の「特定品目」として集積所へ出せます。

ただし、出し方には重要な条件があります。2026年9月15日時点の浜松市の案内では、ボタン・コイン型電池は1個ずつ両面にセロハンテープなどを貼って絶縁し、地域の「特定品目」の収集日に、蛍光管以外の品目用コンテナへ出します。袋には入れません。収集日の朝8時30分までに、地域で決められた集積所へ出すのが基本です。

まず何をすればいい?一番簡単なのは「市の特定品目」に出す方法

家庭で数個の使用済み電池が出た場合、まず検討しやすいのは浜松市の定期収集です。店頭の回収協力店を探す必要がなく、ボタン電池かコイン型電池かを完全に判別できなくても、市の電池類として出せるからです。

浜松市の公式分別では、「電池類」に乾電池、ボタン・コイン型電池、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、リチウム電池などが含まれ、特定品目として扱われています。詳細は浜松市「ごみの分別方法について」で確認できます。

なぜ「ボタン電池」と「コイン電池」で迷うの?

原因は、どちらも小さく丸い金属製の電池で、見た目が似ているからです。しかし電池工業会の分類では別物です。

表示例一般的な分類浜松市の出し方業界のボタン電池回収
LRアルカリボタン電池特定品目対象になり得る
SR酸化銀電池特定品目対象になり得る
PR空気亜鉛電池特定品目対象になり得る
CR・BRリチウムコイン電池特定品目ボタン電池回収事業の対象外
木の机にCR2032、CR2025、CR2016のコイン電池とLR44、SR626SWのボタン電池が並び、型番の違いを見比べられる様子
丸い電池でも、LR・SRは代表的なボタン電池、CRは代表的なコイン型リチウム電池です。浜松市の特定品目では、どちらも電池類として出せます。

種類を詳しく確認したい場合は、一般社団法人電池工業会「電池の種類がわからない方」で型番ごとの分類を確認できます。

ここでの行動:表面の型番が読めるなら確認します。読めなくても、浜松市の家庭ごみとして出す場合は「小さな丸い電池だから特定品目へ」と考えれば、店頭回収の対象判定より迷いが少なくなります。

手順1:もえないごみには入れず、電池だけを分ける

最初に、使用済みのボタン電池を「もえないごみ」の袋へ混ぜないでください。浜松市は電池類を特定品目として分けています。これは、電池やスプレー缶などが別のごみに混ざると、収集・処理の過程で火災などの原因になるためです。

腕時計や小型機器から取り外したら、処分するまで金属製の鍵、硬貨、クリップなどと一緒に保管しないようにします。複数の電池を裸のまま重ねておくのも避けたほうが安全です。

ここでの行動:使用済み電池を他のごみから分け、次の絶縁作業へ進みます。

手順2:1個ずつ「両面」をテープで絶縁する

浜松市の2026年度の分別案内では、ボタン・コイン型電池は、安全のため1つずつ両面にセロハンテープ等を貼り、絶縁してから出すよう明記されています。片面だけではなく、両面を覆うのがポイントです。

小さな丸い電池を透明なテープで両面から挟み、金属面が外部に直接触れないよう絶縁している手元
ボタン・コイン型電池は1個ずつ両面をテープで覆います。目的は、他の電池や金属と接触して通電するのを防ぐことです。

テープは、電池の金属面が外部の金属に直接触れない状態になるよう貼ります。電池を分解したり、外装を削ったりする必要はありません。

ここでの行動:両面が覆われているか、テープが浮いていないかを確認します。複数個あれば、1個ずつ同じ処理をします。

手順3:透明袋やレジ袋にまとめない

「小さいから、なくさないよう袋にまとめたほうがよい」と考えやすいのですが、浜松市の特定品目の案内では袋に入れずに出す方法が示されています。特定品目は、集積所に設置されるコンテナへ直接入れます。

小さな丸い電池を透明なチャック付き袋にまとめて持っている手元
このように袋へまとめたまま出すのではなく、浜松市では両面を絶縁した電池を袋から出し、指定されたコンテナへ直接入れます。

ここで混同しやすいのが、ほかの自治体では電池を透明袋に入れるルールがあることです。ごみの出し方は自治体ごとに異なるため、以前住んでいた市の方法をそのまま使わず、浜松市のルールに合わせてください。

ここでの行動:運搬時に一時的に袋や小箱へ入れても、集積所では電池を袋から取り出し、コンテナへ直接入れます。

手順4:「特定品目」の収集日を確認する

浜松市では地域によって収集日が違います。「毎月○曜日」と市全域で一律ではありません。住所に対応するカレンダーを確認してください。

2026年度の最新カレンダーは浜松市「分別収集カレンダー(ごみカレンダー)」から、中央区・浜名区・天竜区ごとに確認できます。LINEやごみ出しアプリでも収集日の確認ができます。

ここでの行動:自宅の町名に対応するカレンダー番号を確認し、「特定品目(特定)」の日を探します。

手順5:当日の朝8時30分までにコンテナへ入れる

収集日の朝8時30分までに、地域で決められた集積所へ出します。浜松市は、特定品目について「蛍光管」と「蛍光管以外のもの」を分けるよう案内しています。ボタン電池は「蛍光管以外」の側です。

集積所では、びん・かん・ペットボトル用に置かれているコンテナを利用します。浜松市は、特定品目に使うコンテナの色を指定していません。したがって、「緑色の箱でなければ駄目」などと覚える必要はありません。その日の集積所で、特定品目のうち蛍光管以外を入れるよう案内されているコンテナを使います。

両面を透明テープで絶縁した小さな丸い電池を、回収用コンテナの投入口へ静かに入れようとしている手元
絶縁済みの電池をコンテナへ直接入れる場面のイメージ。実際のコンテナの色や形は集積所によって異なるため、現地の区分表示に従います。

ここでの行動:袋から電池を取り出し、蛍光管とは別のコンテナへ入れます。出す場所が分からない場合は、自治会関係者、集合住宅の管理者、近隣の方などに集積所を確認してください。

収集日まで待ちたくない場合は、店頭回収を使える?

使える場合があります。ただし、市の特定品目より条件確認が増えます。

一般社団法人電池工業会は、アルカリボタン電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池などのボタン電池について、回収協力店のボタン電池回収缶を利用する仕組みを案内しています。一方、CR・BRなどのリチウムコイン電池は、この業界回収の対象外です。

そのため、LR・SR・PRと分かっていて、近くに回収協力店がある場合は店頭回収も選択肢になります。反対に、型番が読めない、CRかLRか分からない、店頭まで行くより地域の収集日を待てる、という場合は、浜松市の特定品目を使うほうが簡単です。

業界回収の基本条件は一般社団法人電池工業会「ボタン電池の捨て方・リサイクル」で確認できます。

古いボタン電池に水銀が入っているか分からない場合は?

現在国内で製造・販売・輸入されているボタン電池について、電池工業会は水銀を含まないと案内しています。また、同会の会員メーカーのボタン電池は2020年に全面無水銀化されています。

ただし、家庭の引き出しから何年も前の電池が出てきた場合、その電池まで無水銀だと断定はできません。古いボタン電池には水銀入り製品が残っている可能性があるため、業界の回収事業も継続されています。

浜松市の特定品目ではボタン・コイン型電池を電池類として扱っているため、古くて素性が分からない電池を無理に分解したり、化学種を推測したりする必要はありません。

ここでの行動:型番が不明でも、両面を絶縁して特定品目へ出します。液漏れなど明らかな異常がある場合は、次の注意点を確認してください。

液漏れ・著しい破損がある場合は、そのままコンテナへ入れていい?

ここは、確認できた情報と確認できていない情報を分けて考える必要があります。浜松市の現行資料では、ボタン・コイン型電池を両面絶縁して特定品目へ出すことは明記されています。一方、今回確認した市の案内では、液漏れしたボタン電池や著しく破損したボタン電池について、通常品と全く同じ方法でよいとする個別の記載までは確認できませんでした。

電解液が漏れている、外装が崩れている、強い腐食があるなど、通常の絶縁が難しい状態なら、素手で無理に処理せず、浜松市一般廃棄物対策課へ事前に相談するほうが安全です。市のごみ分別ページに記載されている一般廃棄物対策課の電話番号は053-453-0011です。

「小型家電回収ボックス」にボタン電池だけ入れてもいい?

ボタン電池単体は、浜松市の「特定品目」で出すのが市の分別ルールです。小型家電回収ボックスは、スマートフォン、タブレット、デジタルカメラなど一定サイズ以下の使用済小型電子機器を回収する仕組みです。

浜松市は、小型家電から取り外せる電池・バッテリーについては、取り外して「特定品目」へ出すよう案内しています。つまり、電池単体と機器本体を同じものとして考えないことが重要です。

最後に自分で確認:正しく準備できている?

集積所へ持っていく前に、次の項目を順番に確認してください。

  • 家庭から出たボタン電池またはコイン型電池である
  • もえるごみ・もえないごみの袋へ混ぜていない
  • 1個ずつ、両面をセロハンテープなどで絶縁した
  • 複数個を裸のまま重ねていない
  • 「特定品目」の収集日を自宅の地域のカレンダーで確認した
  • 集積所へ出す時は袋に入れたままにしない
  • 蛍光管とは別のコンテナへ入れる
  • 収集日の朝8時30分までに出す
  • コンテナの色を思い込みで判断せず、その集積所の区分に従う

このチェックをすべて満たしていれば、浜松市の家庭向けルールに沿った基本的な準備はできています。特に覚えておきたいのは、「両面を絶縁」「袋に入れずコンテナへ」「特定品目の日」「朝8時30分まで」の4点です。

公式情報を確認する

分別ルールや収集日は変更される可能性があります。この記事は2026年9月15日時点で確認した内容です。実際に出す前には、浜松市「ごみの分別方法について」と、浜松市「分別収集カレンダー」で最新情報を確認してください。

浜松市の特定品目に関する2026年度の案内資料では、ボタン・コイン型電池を1個ずつ両面絶縁すること、袋に入れずコンテナへ出すことも示されています。浜松市「特定品目に出してください!」もあわせて確認できます。

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