神戸市でボタン電池を捨てる方法|公共施設23か所の回収ボックスとSR・PR・LR/CR・BRの違い

現在の神戸市では、ボタン電池を公共施設に設置された「電池類回収ボックス」へ持ち込めます。これは従来の店頭回収に加わった選択肢で、2026年7月1日更新の神戸市公式ページでは、市内23か所の公共施設に設置されていることが確認できます。神戸市は「これまでの排出方法も継続」と明記しているため、SR・PR・LR系のボタン電池は従来どおり回収協力店を使うこともできます。

一方、見た目がよく似たCR・BR系の「コイン電池」は扱いが異なります。こちらは電極をテープで絶縁したうえで「燃えないごみ」としてクリーンステーションへ出すか、市の電池類回収ボックスへ持ち込めます。つまり、神戸市では「丸い電池だから全部同じ」と考えるのではなく、電池表面の型式を確認してから処分方法を決めるのが基本です。

この記事では、神戸市の2026年7月1日更新「電池類回収ボックスによる拠点回収」、2026年4月2日更新「小型充電式電池・モバイルバッテリー・ボタン電池のごみの出し方」、神戸市FAQ、一般社団法人電池工業会の情報を確認してまとめています。

まず結論:神戸市でのボタン電池の出し方

電池の表示種類神戸市での基本的な処分方法
SR酸化銀電池電池類回収ボックス、またはボタン電池回収協力店
PR空気亜鉛電池電池類回収ボックス、またはボタン電池回収協力店
LRアルカリボタン電池電池類回収ボックス、またはボタン電池回収協力店
CR二酸化マンガンリチウムコイン電池燃えないごみ、または電池類回収ボックス
BRフッ化黒鉛リチウムコイン電池燃えないごみ、または電池類回収ボックス

SR・PR・LR系は、神戸市のFAQで「市では収集できません」とされており、クリーンステーションへ家庭ごみとして出す対象ではありません。ただし、市が設置する電池類回収ボックスには持ち込めます。また、電気店、時計店、カメラ店、スーパー、ホームセンターなどにあるボタン電池回収缶も利用できます。

CR・BR系は「コイン電池」で、神戸市では燃えないごみとして収集対象です。月2回の決められた曜日に、地域のクリーンステーションへ出せます。収集時間は神戸市FAQでは朝5時から8時までと案内されています。地域ごとの曜日はワケトンカレンダーで確認してください。

木製の机にCR2032、CR2025、LR44、SR626と表示された丸い電池が並んでいる様子
丸い電池でも型式によって処分ルートが異なります。CR系はコイン電池、LR・SR系はボタン電池として扱われるため、表面の英字を確認します。

最近の実務上の変化:公共施設の「電池類回収ボックス」が使える

神戸市では、電池の種類に関係なく家庭から出た使用済み電池を回収できる「電池類回収ボックス」を設置しています。2026年7月1日更新の公式ページでは、乾電池、ボタン電池、コイン電池、モバイルバッテリー、リチウムイオン電池、ニカド電池、ニッケル水素電池が回収対象として示されています。

この仕組みの利点は、「SR・PR・LRは店頭、CR・BRは燃えないごみ」という違いを理解したうえで、どちらも市の電池類回収ボックスへ持ち込めることです。近くに公共施設の回収ボックスがあるなら、型式ごとに別々の施設を探さなくても済みます。

ただし、家庭から出た電池のみが対象で、会社・店舗などの事業者は利用できません。また、膨張・破損した充電式電池など、回収対象外となる品目もあります。通常のボタン電池やコイン電池を出す場合でも、電極に絶縁テープを貼る必要があります。

手順1:電池表面の型式を確認する

ボタン電池は非常に小さいため、「時計用の丸い電池」「体温計に入っていた平たい電池」など、使われていた製品だけで判断しがちです。しかし、神戸市では型式で出し方が分かれるため、まず電池表面の刻印を見ます。

  • SR:酸化銀電池。腕時計などでよく使われます。
  • PR:空気亜鉛電池。補聴器などで多く使われます。
  • LR:アルカリボタン電池。小型電子機器や玩具などで使われます。
  • CR・BR:直径が比較的大きく平たいリチウムコイン電池。キーレスエントリーやリモコンなどで使われることがあります。

型式が汚れや腐食で読めない場合は、無理に削って確認しないでください。使用していた機器の取扱説明書やメーカー情報で使用電池を確認するか、回収先へ相談します。

手順2:電極へテープを貼って絶縁する

神戸市は、電池類回収ボックスへ入れる前に電極へ絶縁処理テープを貼るよう案内しています。市の回収ボックス横には絶縁処理用テープが設置されているとされていますが、自宅で準備してから持参しても構いません。

ボタン電池やコイン電池は表面の広い範囲が金属で、電池同士や鍵、硬貨などの金属と接触するとショートする可能性があります。セロハンテープやビニールテープなどで、プラス極・マイナス極が他の金属へ直接触れないように覆います。

特に複数個をまとめて持っていく場合は、電池同士が直接触れないよう1個ずつ絶縁しておくと安全です。一般社団法人電池工業会も、ボタン電池を回収協力店へ持ち込む前に1個ずつセロハンテープで絶縁するよう案内しています。

CR2032と表示された丸い電池の表面と側面を透明なテープで覆い、横に透明テープのロールが置かれている様子
金属面を透明なテープで覆って絶縁した例。神戸市の電池類回収ボックス、店頭回収、燃えないごみのいずれを利用する場合でも、電極の絶縁を先に行います。

手順3:回収先まで安全に持ち運ぶ

神戸市は「透明袋に入れること」をボタン電池回収の必須条件としてはいません。必須なのは電極の絶縁です。ただし、複数の使用済み電池を持ち運ぶときは、小さな袋やケースへまとめておくと、ポケットやバッグの中で硬貨・鍵などと接触するのを避けやすくなります。

袋へ入れる場合も、絶縁を省略しないでください。袋そのものは電極同士の接触を完全に防ぐものではありません。電池を1個ずつテープで絶縁してから、必要に応じて袋へまとめます。

小さな子どもがいる家庭では、処分まで手の届かない場所に保管してください。ボタン電池は小さく、誤飲すると重大な事故につながるおそれがあります。使い終わったから安全というわけではありません。

絶縁された複数の丸い電池を、ボタン電池と書かれた透明な小袋にまとめた様子
複数個を持ち運ぶ際に小袋へまとめた例。神戸市の必須条件は電極の絶縁であり、袋詰めは持ち運び時に他の金属と混ざらないよう整理するための方法です。

手順4:公共施設の電池類回収ボックスへ持ち込む

2026年7月1日時点で、神戸市は公共施設23か所に電池類回収ボックスを設置しています。区役所、支所、図書館、地域施設などに設置されており、施設ごとに利用できる曜日・時間が異なります。

たとえば、東灘区役所、灘区役所、中央区役所、兵庫区役所、北区役所、長田区役所、須磨区役所、垂水区役所、西区役所などに設置されています。区役所以外にも王子スポーツセンター、灘区民ホール、兵庫図書館、コミスタこうべ、北神区役所、新長田図書館などがあります。

最新の23か所と利用時間は、神戸市「電池類回収ボックスによる拠点回収」で確認してください。施設によって平日のみ、土日利用可、夜間利用可など条件が異なるため、出発前の確認が確実です。

手に持った使用済みの丸い電池の袋を、緑色の回収口の前へ近づけている様子
公共施設の回収拠点へ使用済み電池を持ち込む場面のイメージ。実際の神戸市の回収ボックスは設置施設によって周囲の表示や配置が異なるため、現地の案内に従います。

SR・PR・LRなら店頭のボタン電池回収缶も利用できる

神戸市の公共施設へ行きにくい場合、SR・PR・LR系のボタン電池なら、電池工業会の回収協力店を利用できます。家電量販店、スーパー、ホームセンター、時計店などに設置されている「ボタン電池回収缶」が対象です。

回収協力店はボタン電池回収推進センターの協力店検索で探せます。店舗によって回収缶の設置場所や受付方法が異なるため、店員へ声を掛けてから利用するのが確実です。

電池工業会の「ボタン電池の捨て方・リサイクル」では、アルカリボタン電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池の回収について説明しています。神戸市は自治体独自の電池類回収ボックスも用意しているため、近い方を選べます。

CR・BRなら「燃えないごみ」でも出せる

CR2032、CR2025などのCR系やBR系は、神戸市では「コイン電池」として燃えないごみの対象です。これはSR・PR・LR系のボタン電池とは大きく異なる点です。

燃えないごみで出す場合は、電極へテープを貼って絶縁し、地域で決められたクリーンステーションへ出します。収集は月2回で、神戸市FAQでは決められた曜日の朝5時から8時までとされています。地域によって曜日が異なるため、神戸市の家庭ごみの出し方・収集日案内で確認してください。

「CRだから店頭回収できない」という意味ではありません。神戸市の電池類回収ボックスはコイン電池も対象なので、燃えないごみの日を待たずに公共施設へ持ち込む方法も選べます。

間違えやすいポイント

ボタン電池は全部「燃えないごみ」ではない

神戸市で燃えないごみにできるのは、CR・BRなどのコイン電池です。SR・PR・LR系のボタン電池はクリーンステーション収集の対象ではありません。市の電池類回収ボックスか、回収協力店へ持ち込んでください。

「市では収集できない」と「市の施設で回収できない」は別

神戸市FAQでSR・PR・LR系は「市では収集できません」とされていますが、これはクリーンステーションでのごみ収集対象ではないという意味です。公共施設23か所に設置された電池類回収ボックスでは回収できます。

テープを貼らずに回収箱へ入れない

神戸市は電池類回収ボックス利用時に電極への絶縁処理テープを求めています。ボックスの横にテープが用意されている場合でも、持ち運び中の接触を防ぐため、自宅で絶縁してから持っていく方が安全です。

事業所から出た電池は公共施設のボックスへ入れない

神戸市の電池類回収ボックスは家庭から出る電池のみが対象です。店、会社、事務所など事業者から出る電池は利用できません。事業系廃棄物として適切な処理ルートを確認してください。

破損・液漏れしたボタン電池はどうする?

神戸市の電池類回収ボックスの案内では、膨張・破損した電池類は回収対象外とされています。この注意は主に充電式電池やモバイルバッテリーで問題になることが多いものの、ボタン電池でも液漏れ、著しい腐食、破損など異常がある場合は、通常品と同じように自己判断でボックスへ投入しない方が安全です。

液体が漏れている場合は素手で触れず、子どもやペットから離してください。具体的な受け入れ可否が不明な場合は、お住まいの区を担当する環境局事業所または神戸市の問い合わせ窓口へ相談してください。この記事では、破損したボタン電池についてすべての状態に一律の処分方法があるとは確認できていないため、異常品は事前相談を推奨します。

どの方法を選べばいい?

状況選びやすい方法
SR・PR・LRで、近くに区役所などがある市の電池類回収ボックス
SR・PR・LRで、近くに回収協力店がある店頭のボタン電池回収缶
CR・BRで、次の燃えないごみ収集日が近い絶縁して燃えないごみ
CR・BRで、すぐ処分したい市の電池類回収ボックス
型式が読めない取扱説明書やメーカー情報を確認し、不明なら回収拠点へ相談
破損・液漏れ・著しい腐食がある通常のボックスへ入れず、事前に神戸市へ相談

出す前のチェックリスト

  • □ 電池表面の型式を確認した
  • □ SR・PR・LRか、CR・BRかを区別した
  • □ プラス極・マイナス極へテープを貼って絶縁した
  • □ SR・PR・LRをクリーンステーションへ出そうとしていない
  • □ 市の電池類回収ボックスを使う場合は、設置施設の利用時間を確認した
  • □ 店頭回収を使う場合は、回収協力店か確認した
  • □ CR・BRを燃えないごみに出す場合は、地域の収集日を確認した
  • □ 事業所から出た電池ではない
  • □ 破損・液漏れなど異常がある場合は通常の回収箱へ入れていない

まとめ:神戸市では「型式を確認→絶縁→回収ルートを選ぶ」

神戸市でボタン電池を捨てるときは、まずSR・PR・LRなのか、CR・BRなのかを確認します。SR・PR・LRはクリーンステーションで市収集されませんが、公共施設23か所の電池類回収ボックスか、電池工業会の回収協力店を利用できます。

CR・BRのリチウムコイン電池は、電極をテープで絶縁したうえで燃えないごみとして出すか、市の電池類回収ボックスへ持ち込めます。現在は市の回収ボックスが全種類の家庭用電池をまとめて受け入れるため、近くに設置場所がある人には分かりやすい選択肢です。

この記事は2026年9月時点で、神戸市の2026年7月1日更新「電池類回収ボックスによる拠点回収」、2026年4月2日更新「小型充電式電池・モバイルバッテリー・ボタン電池のごみの出し方」、2026年3月更新の神戸市FAQ、および一般社団法人電池工業会の情報を確認して作成しています。設置場所や受付時間は変更される可能性があるため、処分前に神戸市の最新の電池類回収ボックス情報を確認してください。

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