京都市でリチウムイオン電池を捨てる方法|2026年9月の回収拠点拡充も解説
京都市でリチウムイオン電池を捨てる方法を2026年9月の最新ルールで解説。取り外せる電池、モバイルバッテリー、電池内蔵家電、膨張・破損品の出し方、絶縁、回収場所、9月14日開始の図書館等での新回収まで整理します。
「古いモバイルバッテリーを燃やすごみに入れてよいのか」「スマートフォンから外した電池はどこへ持っていけばよいのか」。京都市でリチウムイオン電池を処分するとき、最初に迷いやすいのはこの2点です。
結論からいうと、京都市ではリチウムイオン電池などの充電式電池や、それらを内蔵した充電式の電化製品を、定期収集の燃やすごみ・資源ごみや持込ごみへ出してはいけません。ごみ収集車や処理施設で圧力や衝撃が加わると、発煙・発火して火災につながるおそれがあるためです。
しかも、2026年9月には利用できる回収場所が増えました。京都市は2026年9月14日から、京都市図書館20施設で充電式電池の回収を開始し、京都市いきいき市民活動センター12施設でも充電式電池や一部の充電式小型電化製品の回収を始めました。平日の日中に区役所へ行きにくかった人にとって、土日祝日や午後5時以降も利用できる施設が増えたことは大きな変更です。
最新の拡充内容は、京都市「リチウムイオン電池等の回収拠点の拡充」で確認できます。この記事は2026年9月15日時点の京都市公式情報をもとに、処分前に判断すべきことから、準備、持ち込み先、避けたいミスまで順番に整理します。
京都市では、リチウムイオン電池そのものと、電池を内蔵した小型家電では出し方が少し異なります。最初にここを分けると、その後の判断が簡単です。
| 手元のもの | 主な出し方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 取り外せるリチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池 | 京都市の資源物回収拠点、移動式拠点回収、条件を満たす場合はJBRC協力店 | 電極を絶縁して持ち込むと安全 |
| モバイルバッテリー | 京都市の対象回収拠点へ | 家庭ごみには出さない |
| スマートフォン、加熱式たばこ、ワイヤレスイヤホンなど電池を外しにくい製品 | 販売店回収または市の小型家電回収 | 無理に分解しない |
| 30cm×40cm×40cmを超える充電式電化製品 | 大型ごみ | 市の小型家電回収対象外 |
| 膨張・破損・水濡れした電池 | 市の回収拠点へ事前確認して持ち込む | JBRC協力店では対象外 |
京都市の基本ルールは、京都市「正しい捨て方」にまとめられています。
理由は火災リスクです。リチウムイオン電池は小型でも大きなエネルギーを蓄えており、強い圧力、衝撃、破損、内部短絡などによって発煙・発火することがあります。
京都市では2026年1月14日、南部クリーンセンターの粗大ごみピットで、混入していたリチウムイオン電池が何らかの要因で発火したと推定される火災が発生しました。建物や設備が汚損・焼損し、選別資源化施設の稼働にも影響しました。京都市が分別排出を強く呼びかけているのは、単なるリサイクル上の都合ではなく、収集・処理現場の火災を防ぐためでもあります。
背景は、京都市「リチウムイオン電池の正しい購入、使用、充電、保管、廃棄の方法」で確認できます。
取り外した充電式電池やモバイルバッテリーを持ち運ぶ前には、金属端子がほかの金属と接触しない状態にしておくのが安全です。
「絶縁」とは、電池のプラス極・マイナス極やUSB端子などの金属部分をテープで覆い、意図しない電流が流れるのを防ぐことです。京都市のエコまちステーションや移動式回収の案内でも、電極部分にテープを貼るよう案内されています。
セロハンテープやビニールテープなどで金属端子を覆い、ほかの電池や鍵、硬貨などと直接触れないようにします。分解して内部のセルを取り出す必要はありません。
京都市が設けている「資源物回収拠点」または「移動式拠点回収」へ持ち込むのが基本です。資源物回収拠点には、各まち美化事務所、区役所・支所内のエコまちステーションなどがあります。
近くの回収場所は、京都市「資源物回収マップ」から確認できます。京都市は市内約2,000か所でさまざまな資源物を回収していますが、すべての拠点がリチウムイオン電池を回収するわけではありません。マップで「充電式電池」または該当品目を選び、施設ごとの回収品目を確認してください。
今回の新しい変更で特に便利になったのが、京都市図書館と京都市いきいき市民活動センターです。
2026年9月14日から、京都市図書館全20施設でリチウムイオン電池、ニカド電池、ニッケル水素電池の回収が始まりました。図書館の開館日に利用できるため、平日の日中に区役所へ行けない人でも使いやすくなっています。
同じく、京都市いきいき市民活動センター全12施設でも新たな回収が始まりました。多くのセンターでは充電式電池に加え、モバイルバッテリー、加熱式たばこ、ワイヤレスイヤホン、電気カミソリ、ハンディ扇風機の5品目も対象です。ただし、上鳥羽北部いきいき市民活動センターは5品目のみで、充電式電池単体は対象外とされています。
さらに2026年10月3日からは、山科まち美化事務所と西京まち美化事務所で土日の資源物回収が始まる予定です。9月15日時点ではまだ開始前なので、10月3日以前に利用する場合は従来の受付時間を確認してください。
簡単に取り外せない場合は、無理に外しません。京都市は、スマートフォン、加熱式たばこ、ワイヤレスイヤホンなどの充電式電池を取り外しにくい電化製品について、販売店での回収か、市の小型家電回収を利用するよう案内しています。
市の小型家電回収で受け付けられる大きさは、原則として30cm×40cm×40cm以内です。これより大きい充電式電化製品は大型ごみとして出します。
工具でケースを開けたり、接着された電池を無理に剥がしたりすると、電池を傷つけて発煙・発火する危険があります。取り外しが難しい製品は、機器の形のまま回収へ出すのが基本です。
モバイルバッテリーは、充電式電池を内蔵した製品ですが、京都市の回収拠点では対象品目として明示されている場所があります。2026年9月14日から回収を始めたいきいき市民活動センターでも、モバイルバッテリーは対象5品目の一つです。
ただし、図書館の新しい回収は「充電式電池」が対象であり、モバイルバッテリーを含む充電式小型電化製品5品目については、いきいき市民活動センター側で明記されています。施設ごとの品目差があるため、最寄り施設が何を受け付けるかを確認してから向かってください。
条件を満たす充電式電池なら、一般社団法人JBRCの協力店も利用できます。家電量販店やホームセンターなどに回収拠点がある場合があります。
ただし、京都市の公式案内では、JBRC会員企業製でない電池、解体された電池パック、破損した電池、膨張した電池、水濡れした電池、ハードケースに入っていないラミネートタイプなどはJBRC回収の対象外とされています。
協力店は、JBRC「協力店・協力自治体検索」から確認できます。店頭では自己判断で箱へ投入せず、店舗の案内に従うと確実です。
ここは「JBRCで回収できない=京都市でも回収できない」と考えないことが重要です。京都市の市設置回収では、膨張・破損品を受け付けている例が公式に明記されています。
たとえば醍醐エコまちステーションは、リチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池について、膨張・破損品も回収すると案内しており、電極部分をテープで絶縁するよう求めています。膨らんだものは窓口へ持ち込むよう明記されています。公式案内は、京都市伏見区役所「醍醐エコまちステーション」で確認できます。
一方、9月14日から新設された図書館等の回収については、膨張・破損品の受入条件が一般案内上では細かく明記されていません。膨張・破損・水濡れがある場合は、最寄りのエコまちステーションやまち美化事務所など、市の有人窓口へ事前に確認してから持ち込むのが確実です。
はい。京都市消防局は、リチウムイオン電池を含む充電式電池や、電池を取り外せない小型家電について、一部の消防署でも回収しています。
2026年9月時点では、北、上京、左京、山科、下京、右京、西京、伏見の各消防署と、東山区の泉涌寺出張所が対象として案内されています。対象となる小型家電は30cm×40cm×40cm以内です。
最新の対象消防署や安全情報は、京都市消防局「リチウムイオン電池の正しい購入、使用、充電、保管、廃棄の方法」で確認できます。
異常が進行している状態で通常の持ち込みを優先しないでください。リチウムイオン電池が異常に熱い、異臭がする、煙や火花が出ている場合は、周囲の安全確保が先です。
京都市消防局は、火花や煙が激しく噴き出している場合は身の安全を確保し、勢いが収まった後に大量の水や消火器で消火する対応を案内しています。自分で安全に対応できない場合は、無理に運ばず119番通報を含めた対応を取ってください。
地図上に回収拠点が出てきても、色や施設によって受け付ける品目が違います。京都市の「正しい捨て方」ページでは、回収拠点の表示を次のように分けています。
最寄りのピンだけを見て向かうのではなく、自分が持っているものが「電池単体」「モバイルバッテリー」「電池内蔵機器」のどれかを確認し、該当する回収品目がある施設を選んでください。
持ち込む前に、次のチェックを順番に確認してください。
京都市でリチウムイオン電池を捨てるときは、燃やすごみや資源ごみに混ぜないことが最も重要です。取り外せる充電式電池は、市の資源物回収拠点や移動式拠点回収へ持ち込みます。条件を満たす場合はJBRC協力店も利用できます。
電池を取り外しにくいスマートフォンやワイヤレスイヤホンなどは、無理に分解せず、30cm×40cm×40cm以内なら市の小型家電回収へ出せます。大きい製品は大型ごみです。
さらに、2026年9月14日から京都市図書館20施設と、いきいき市民活動センター12施設で新しい回収が始まり、以前より持ち込み先を選びやすくなりました。10月3日からは山科・西京まち美化事務所で土日の資源物回収も始まる予定です。
処分直前には、京都市「正しい捨て方」、最新の回収拠点拡充案内、資源物回収マップを確認してください。
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